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section 11
   
   
 
   
 
    いやあ、熱意は伝わるものですね!
前回の入魂のポール・ウェラーライブレポートの反響をみて感じました。
 様々なご意見、ご感想、ありがとうございました。

 
 ついでに、知り合いから聞いた話をちょっと。
 私の知人のDJは、ポール・ウェラー仙台公演終了後、 某クラブで、彼のトリビュートパーティーを行ったらしいのです。すると、今回のツアーでベースを弾いていたエドガーが、ひょっこり顔を出したというのです!しかも彼は沢山のレコードを抱えて来て、自分にもまわさせてくれと!エドガーのかける曲は、見たことも聞いたこともないようなレアなノーザンソウルの7インチばかりだったそうです。イギリスにおけるモッド文化は、今も若い世代へ引き継がれているんですね。
 モッズといえば、60年代にブルービート(スカ)も聴いていた!
 ということで今回はSKA!(強引)


 8年ほど前、X橋にあったスラムで踊りまくっていたころを
思い出しつつ、オーセンティック、ロックステディー中心で、選曲してみました。

     
スカランキンHOT10!(順位なし)

・GOOD FOR CREATOR
Lord Creator and the Prince Buster All Stars
キラースカ(激しいスカ)最高峰!


・SKA DOWN JAMAICA WAY
FERDIE NELSON & IVAN YAP
キラースカNo.1!

・GO,JIMMY,GO
Bob Marley & The Wailers
キラースカBest.1!

・MY BOY LOLLIPOP
Millie Small
ティーンポップスカNo.1!
そういや、昔スラムでこの曲がかかると、女の子はキャー!って踊り狂ってたなぁ。’60、70年代のロックミュージシャンが中心の写真集(タイトル忘れた)にミリーのヌードも・・・。


・HOLD ME TIGHT
BYRON LEE and the DRAGONAIRES
甘く切ないメロディーこそロックステディーの魅力。バイロンリーは、コクソン一派とはひと味違うカリビア〜ンなタッチで聴かせる。

・MERODY LIFE
MARCIA GRIFFITHS
ロックステディーNo.1歌姫。安定感のある彼女の伸びやかな歌声は、まさにメロディーライフ。

・PERFIDIA
Phyllis Dillon
波にたゆとうような彼女の歌いっぷりが心地よい。ペレス・プラード楽団でもお馴染みのこの曲は、アルベルトドミンゲス作。

・Soon You’ll Be Gone
THE BLUES BUSTERS
ジャマイカのサム&デイブ?!美しいメロディーに素晴らしいハモり。

・54〜36
THE MAYTALS
泥臭っ!トゥーツのゴリゴリのヴォーカルが○。これまたスラムで、ブレイクのとこみんなでハッハッ!ってかけ声かけてたなぁ。ちなみに、タイトルはトゥーツの囚人番号!(レゲエという単語を初めて使ったのはこの人)


・TOKYO SHOT(12inch)
The Ska Flames
フロア熱狂度No.1!クール&アグレッシブ!スラムでは、この曲"OLD ROCKING CHAIR"が、ヘビーローテーションだったなぁ。
 
次点・ONE STEP BEYOND
Prince Buster & the All Stars
正直言って、俺この曲、マッドネスのカバーのほうが先だった・・・。やっぱオリジナルはモッサいなぁ・・・。曲は渋いんだけど。

 今回はランクしてませんが、スカタライツは色々と思い入れがあって絞り切れない感があるので、またの機会にでも。
話はモッズに戻りますが、60年代のロンドンで聴かれていたのは、早くから渡英していたミュージシャンのスカが多かったようです。
 プリンス・バスター一派(ブルービート)を中心に、ジミー・クリフ、スカキングス、デリックモーガン、”ゴッドファザーオブスカ”ローレル・エイトキン、等々。
 これらは、どちらかというと亜流のR&Bとして新しモノ好きのモッズに支持されていたようです。そういえば、ピート・タウンゼンドの持つ出版社からでているその名も”Mods!”という写真集には、スカの踊り方(モンキーダンス)が連続写真で紹介されてますね。
 今も昔もスカはダンス音楽だっ!
というわけで、次回はダンスミュージック特集(未定)。アディオス!

ヒロシックス